米国のサクソフォニストであり、教育者であるスティーブ・ネフ氏。
そして世界的にも有名なサックス・マウスピースのレビュー・サイトを持っているのですが、そのネフ氏にレビューを書いていただきました。
音源も載っています。
めちゃめちゃ上手いです。
是非読んで、聴いてみてください!
現在は、テナーのハイ・バッフル・モデルだけですが、それ以外のモデルも順次追加される予定です。
米国のサクソフォニストであり、教育者であるスティーブ・ネフ氏。
そして世界的にも有名なサックス・マウスピースのレビュー・サイトを持っているのですが、そのネフ氏にレビューを書いていただきました。
音源も載っています。
めちゃめちゃ上手いです。
是非読んで、聴いてみてください!
現在は、テナーのハイ・バッフル・モデルだけですが、それ以外のモデルも順次追加される予定です。
「マウスピースの中の形状は何に似ているの?」というお問い合わせを多くいただきます。他メーカーとの比較は少し書きづらい事ですが、便利な説明法でもあるので書いておこうと思いました。
あと、「音源はないの?」というお問い合わせも多いです。当たり前といえば当たり前のお問い合わせ。そちらは鋭意作成中です。
奥津マウスピース製作のFacebookページを開設いたしました!
https://www.facebook.com/okutsumouthpieces/
フェイスブックのアカウントをお持ちの方は是非訪れてみてください。
そして、「いいね!」を押していただけると大変ありがたいです!
追記
フェイスブックのアカウントが無くても閲覧できるようです。是非訪れてみてください。
管楽器専門店のサウンド風雅・新大久保店と大阪店にマウスピースを置かせていただけることになりました!まだトラディショナルモデルのみですが、今後拡充させていただく予定です。
サウンド風雅さんは特にヴィンテージ・サックスの品揃えが素晴らしい管楽器店です。新大久保は管楽器店が多いのですが、他の管楽器店と比べてサックスの値段が何割か安いことが多いです。要チェックです。
ご連絡先はこちら。
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-3-20英泰ビル3F
TEL03-6233-9888/FAX03-6233-9888
〒556-0001大阪市浪速区下寺1-6-9
TEL/FAX.06-6644-5557
前回の続きです。もう一ヶ月以上経ってしまいましたが。
リードを削る調整法は、リードのコシの強さだけでなく、ヴァンプの厚さや重さのバランスも同時に変化させています。
その代わりとして最近試しているのが、リードのコシを弱めたい箇所に切り込みを入れる調整法。短い切り込みをリードの繊維に対して垂直に入れていきます。
この動画を観て知りました。
リードマイスター 使えるリードに調整
この方法ならば、ヴァンプの厚さや重さのバランスを変えずにコシの強さだけを弱めることができます。
道具もクラフトナイフしかいらないですし、薄く傷跡が付くのでどの部分をどれくらい弱めたかが後から分かります。
なかなか良い方法なので、ヴァンプの調整はこの方法多く使うようになりました。
前回の続きです。
リードのヴァンプの部分を削る調整法ってありますよね。きっと試したことがある方も多いことでしょう。
器楽系雑誌や、教則本などを読んでいると、「リードはワンランク硬いリードを買って、調整して(削って)自分の好みの硬さにすると良い」という記述を見かけるときがあります。
つまり、3番が丁度いい硬さなら、わざと3半を買って削って調整すると良いという意味でしょう。
何度も書くようですが、リードの番号というのは「厚み」ではなく「硬さ」で選別されています。厚みは3番でも3半番でも同じです。
ですので理屈からいっても、いままでの経験からいっても、3半のリードを削っても3番と同じものには決してなりません。削ることでコシの強さだけでなく、リードの厚さのバランスも同時に変化させているからです。
わずかに削るくらいの微調整であればうまくいくことはあるのかもしれませんが、リードを大幅に削るとどんどんペラペラで貧弱な音色になっていきます。
一箱10枚買って、ほとんど10枚とも削らなければならないとしたら、それは銘柄や硬さの選択から検討しなおしたほうが良いように思います。
リードの箱には、3とか、2 1/2とか番号が書いてありますよね。
リードの銘柄選びの項でもちょっと書きましたが、このリードの番号は、リードの「厚さ」ではなく、リードの「硬さ」です。「コシの強さ」とも言い換えられると思います。
Youtubeにリードの製造の様子が載っています。
どのメーカーも、 リードを削りだした後に硬さ(コシの強さ)を計って選別していることが判ると思います。銘柄が同じならば、リードの厚さは同じです。
ただし、リードの銘柄が違うとリードのヴァンプの厚みのバランスが違います。一般的に、クラシック用のリードといわれるものは、先端(ティップ)が薄めでヴァンプの真ん中(ハート)が厚め。ジャズ用はその逆です。
マウスピースの大切さに気付いてから、持ち金の全てをマウスピースに投入していた訳ですが、250本も買って調べるとさすがにマウスピースの事がいろいろと分かるようになります。
などなど。
買ったマウスピースの中には粗悪なものも含まれ、つまり失敗した買い物も多いのですが、どのメーカーがどのくらいの品質のものを作っているのかということを今は大体網羅して知っています。
当時はマウスピースを作ろうなんて別に思っていなかったのですが、この頃の積み重ねは今の仕事に大変役立っています。「敵を知り、己を知れば」ってやつですね。
まだあった、買ったマウスピース。↓
Drake Contemporary Alto 6
十数年前のこと、とあるマウスピースを吹いて「こんなにも吹きやすさが違うのか」と驚いたことがあります。
それまではアルトだとメイヤーとレイキーとか、テナーではリンクとか、マウスピースは数本しか持っていませんでした。今となって馬鹿げていますが、なんというか、マウスピースの違いなんて「気合い」でなんとかなるもんだと思っていたんですね。
それ以降の数年間に渡って、「もっと良いマウスピースがあるのではないか」とあれやこれやと買っていました。
取り憑かれたように買ったマウスピースは250本を越えています。我ながら、かなり無茶な数字ですが・・・。
下の写真はその一部。
マウスピースに関して、プロサックス奏者である藤陵雅裕氏にいろいろとアドバイスをいただいています。
元々私は藤陵先生のサックスの門下生で、そのころ以来大変お世話になっています。ローディー(付き人)扱いとして熱帯ジャズ楽団のリハやレコーディング、ヤマハの浜松工場など、様々な場所に連れて行っていただきました。そのころの私はペーパードライバーで、ローディーなのに運転ができないという使い物にならないローディーだったのですが。
私のマウスピースを生徒さんにもお勧めして下さっていて、既に生徒さんから注文をいただいてます。本当にありがたいことです。
下の写真は「こういうの作ってみては?」ということでお借りした G by Meyer のアルト・マウスピース。普通のメイヤーよりもスモール・チェンバーですが、マウスピースの奥の方まで狭く作られているので少しくぐもったような音が出ます。メーカーのサイトを見るとポール・デスモンドのような音が出ます、とのこと。なるほど。