当たり前のことですが、マウスピースを作るとき、6番の開きのものであれば6番になるように最初から狙って作リます。
ところがリードの場合、例えば3番のリードが作られるとき3番のコシの強さを狙って作られているわけではありません。
リードは同じ形に削られ、その後に硬さ(コシの強さ)を測って選り分けられています。ある一定の範囲の硬さのものを、3番として選別しているのです。
リードを作る過程をみても判ります。
ですので、3番の箱の中には2.8の硬さのものもあれば3.2のものもあるということ、硬さにおいてバラつきがあるのは当たり前なのです。
よく「当たりのリードが少ない、バラつきがひどい」と言う方がいますが、この硬さのバラつきのことを「当たり」「ハズレ」と判断していることもきっとかなり多いと思います。
違うオーブニング・サイズのマウスピースを組み合わせることで、「ハズレ」だと思ったリードでも快適に演奏できることも多くあります。