パッドのリーク(隙間)をチェックする その1

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

リークライト

サックスのリペア、メンテナンスに必要なリークライトという道具あります。
サックスの中に入れて内側から照らしながらキーを閉じることで、サックスのパッド(タンポ)がトーンホールをきちんと閉じることができているか、リーク(隙間)ができていないかを調べる道具です。
楽器屋さんでリペアマンが使っているのを見かけたことがある方も多いかと思います。
本格的にリペアをしない方でも一本持っていると楽器のコンディションをチェックできて便利ですよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAGのキーを閉じたときに隙間できて光が漏れているのが見えますよね?これがリークです。こうしたリークがあると音が貧弱になったり、音がひっくり返ったり、正常に演奏できなくなります。パッドとトーンホールの間はキーを軽い力で抑えただけで完全に閉じていなくてはいけません。

リークライトを購入する

リークライトは普通の楽器店で販売されているところを私は見たことがありませんが、海外からの通販であれば購入することができます。

Leak Detection
MusicMedic.com
Home→Repair Tools→Leak Detection

ただ、白熱電球のリークライトは光が弱く、いちいち部屋を暗くしないとリークを確認できなかったりするので結構不便です。

リークライトの作り方

リークライトは簡単に自作できます。
「ロープライト」「テープライト」とネット検索すると素材がたくさん見つかると思うのでそれらを利用すると良いでしょう。

私の場合は、100cmのLEDテープライト(3000円位)を買ってきて半分の50cmで折り返し、表裏の両方が光るように背中合わせに張り合わせます。それだけだと強度が弱いので、透明の熱収縮チューブをかぶせて火であぶって収縮させて補強します。そしてそのテープライトの規格に合ったACアダプターを半田付けして接続すれば完成です。LEDなのでとても明るいです。